杜の樹神(もりのこだま)5月号

  東洋にも近古まで

  欧州に恥ざる

  科学がありたることを 

  西人に知らしめることを 

  勖(つと)めたり

       …………………南方熊楠


 自分は、東洋を低く見ていた人たちに、東洋にも、西洋に劣らない素晴らしい科学があったということを知らせるように努めてきた。

  南方熊楠は「誇り高い在野の学者・東洋の智の巨人」である。冒頭の一文は熊楠の学問に対する姿勢を述懐した言葉です。

  彼の論文は世界第一の科学誌「ネイチャー」に数多く掲載されました。

  当時熊楠と親交のあった国立ロンドン大学事務総長ディキンスは熊楠を次のように讃えています。 「ミナカタは予が見たる日本人の中で、最も博学で剛直無偏の人である」


洞雲山 江岩寺(臨済宗妙心寺派)

江岩寺は、愛知県小牧市北東部丘陵地帯の大山区に位置しており、緑豊かな自然環境のなか小牧市最高峰、標高約300mの天川山を背景にして静かに佇む山寺です。 山の中腹に大山寺塔跡、兒神社(ちごじんじゃ)不動堂、 そしていくつかの古墳、麓に江岩寺と薬師堂があり、 これらが連なる開析谷一帯は国の史蹟に指定されています。