杜の樹神(もりのこだま)7月号

  江岩寺は森と共生します。


 江岩寺は贅沢な自然環境の中に、静かに佇んでいる山寺です。


 山の中腹に大山寺塔跡、兒神社(ちごじんじゃ、)、不動堂、山麓に江岩寺、これらが連なる谷間一帯は国の史跡であり、またツブラジイが群生する美しい照葉樹の森です。  

ここは愛知県自然環境保全特別地区に指定されている、神と仏が宿る霊山です。


 この森に初めて大寺院が創建されたのは、壬申の乱後の七世紀末の天平白鳳の時代です。以後盛衰はあったものの、仏教の灯は消えることはなく「大山の寺」の法灯は、現在江岩寺により守られています。 この悠久の時を「森は仏を守り、人々の信仰が森を守ってきた」といえます。まさに「森と人間の共生」です。


 前住職鵜飼陽洲和尚は、山中での一片の古い瓦の発見から、言い伝えに過ぎなかった「幻の大山寺」を史実として証明しました。 師の功績は大きく、確固たる信念と執念が、開発という人間による自然破壊から森を守りました。


 一片の古瓦によって森は残りました。 師の後を受け継いだ私は、先人たちによって守られてきた、美しい森と史跡を保護し、法灯を未来に繋げるために、森との共生を選択します。


 江岩寺は寺領の森に撒骨をする自然葬「江岩寺青山葬事業」をはじめます。


 社会環境が大きく変わり、家族の背景の変化・価値観の多様化等々により、墓を作っても継承者がいない・子供には迷惑をかけたくない・既存の墓は嫌だ・自然に還りたい、自分のお墓をどうしようか?と思い悩んでいる人に・・・。

 「死んだら母なる森に還ろう


 江岩寺は選択肢の一つとして、提案します。


洞雲山 江岩寺(臨済宗妙心寺派)

江岩寺は、愛知県小牧市北東部丘陵地帯の大山区に位置しており、緑豊かな自然環境のなか小牧市最高峰、標高約300mの天川山を背景にして静かに佇む山寺です。 山の中腹に大山寺塔跡、兒神社(ちごじんじゃ)不動堂、 そしていくつかの古墳、麓に江岩寺と薬師堂があり、 これらが連なる開析谷一帯は国の史蹟に指定されています。