杜の樹神(もりのこだま)9月号~人類一番最初の落書き

人類一番最初の落書き

 地中海沿岸で人類最初の最初の都市社会を築いたシュメール人が、楔形文字も発明し、当時の社会の実像を文章で残してくれました。

 おもしろいことに落書きも残してくれました。

楽しいことは食べてお酒を飲むこと。嫌なことは戦に狩り出されること。

学校の夏休みが始まって、子供たちが家々で宿題のことが気にかかり始めるころ、テレビといいラジオといいドキュメント関連の番組は、戦争関連の番組一色に埋め尽くされます。

 学生運動にかかわりを持っていた私にとっては、国家や戦争を取り扱った番組はどうしても耳や目に飛び込んでくるので、この何年間はたっぷりとこの系統の番組はいくつも脳裏に刻み込まれることになりました。

 おかげで戦後教育で育った戦無派の私の頭の中は戦争のことで頭がいっぱいになりました。大半のドキュメントは、戦争の苦しい思い出や悲惨な出来事が骨子となっていて、やはり戦争は起こってほしくないことだと思います。

 落書きを書いたシュメール時代から庶民は戦争は嫌いなようです。

 なぜ民主主義が大切かというと、一般民衆はどこの国でもそうですが、本来戦争が嫌いです。最大多数の最大幸福が民主主義の根幹であるのだから、世界の平和を望むのなら自由な討論が行われ、為政者が一般の大衆の直接選挙で選ばれる民主主義が、独裁主義や全体主義の国家より望ましいことは当たり前です。

 聖戦・聖戦 お国のための忠義……等々美辞麗句で祭り上げ、超国家主義を旗印に掲げた国々は先の大戦で敗れ去りました。

 日本では木鐸を鳴らすべき主要なメディアが軍部の御先棒を担いで、国民を戦争へ戦争へと煽り立てました。

 ドイツで国家社会主義を唱えてソ連と対峙したヒットラーを、米国の政財界ばかりか、英国のチャーチルまでもが大戦勃発の直前までエールを送っていました。

 ナチズム自体が世界最先端であった民主主義の手本であったワイマール憲法のもとで生まれたことを考えると、人民は落ち着いてしっかりと 物事を見据えて考えなければならないようです。

 軍国主義の昔に戻ってはなりませんが、世界の平和を希求する人民を信頼して平和憲法九条を後生大事に守っていれば平和が永続できるとは思えません。

 いま中国共産党は十三憶人の規模をもって、国家社会主義(ナチズム)の独裁強化を進め、最強とはいえないが世界最大規模の人民抑圧軍を擁しています。

 その北には軍事大国があります、現在でも諜報機関出身の大統領が民主主義大国の選挙にまでちょっかいを出して民意を捻じ曲げようとしたばかりか、他国に亡命した人間や自由なジャーナリスト何人も暗殺しています。

 半島の北には日本列島に射程を据えたミサイルを何百発も備えて隙あらばとチャンスをうかがっている国もあります。

脚下照顧 足元を見つめて自立を考える時が来ました。  

洞雲山 江岩寺(臨済宗妙心寺派)

江岩寺は、愛知県小牧市北東部丘陵地帯の大山区に位置しており、緑豊かな自然環境のなか小牧市最高峰、標高約300mの天川山を背景にして静かに佇む山寺です。 山の中腹に大山寺塔跡、兒神社(ちごじんじゃ)不動堂、 そしていくつかの古墳、麓に江岩寺と薬師堂があり、 これらが連なる開析谷一帯は国の史蹟に指定されています。